RPAとローコードを組み合わせ図書館アプリを作成したい! ③RPAで書籍情報自動登録編
日々業務改善にいそしむロボティク子です。
このコラムでは日々いそしんでいる小さな業務改善から大きな業務改善まで日々の活動を皆さんにお伝えしていきます。
今回は3回に分け図書館アプリを作成します。
① 準備編はこちらから
② アプリ作成編 kintone
③ RPAで書籍情報自動登録編 ←今ここ
【前回までのあらすじ 】
整理整頓好きのティク子ははたとサテライトオフィスの課題に気づきました。
「本が沢山有る!きっと今後も増え続ける!まとまって寄贈があったりするとその都度本を管理しないといけない!!」
という問題をまとめたのが下記です。↓
■現状課題
TOMSではサテライトオフィスとして入居しているKOKU1BASEと本社200冊ほどの書籍を保管
管理されていないので本が無くなったとしても気づくことも無い。
■目標
お金はかけられないのでkintoneで「図書館アプリ」を自作し保管している書籍を管理したい。
■懸念点
アプリを作成しても、大量の書籍データを手作業で登録するのは大変。
そこでサービスを組み合わせて書籍情報を取得し管理する方法を思いつき作業にいそしむのでした。
●書籍情報の流れ(やりたいこと)
裏表紙に印刷されたISBNバーコードから書籍情報を取得 ★完了
↓
スマホ書籍管理アプリでリスト作成 ★完了
↓
PCで書籍リスト取得 ★完了
↓
kintoneで作成したアプリにRPAを使ってレコード登録 ← 2/2(RPAを開発)
今回はRPAの開発です。
■RPA開発の進め方(ロボティク子の場合)1要件確認(実現したいことや使用するアプリやファイルを確認)
‐今回はティク子が開発するため不要
2フロー設計(ロボット操作の流れを検討)
‐今回は直接作ります
3パイロット版作成
4エラー設計(起こりうるエラーを列挙する)
5エラー組み込み(エラーが起きた時の挙動を組み込む/ロボの停止/該当データをスキップ/メッセージの表示)
6テスト
7納品
‐3-7も社内利用の為不要とします
■フロー設計とパイロット版作成
①ユーザ操作(kintoneへの入力値をUiPathダイアログで入力)
②変数設定
③ブグログPCサイトにログイン/CSVダウンロード
④CSV加工(不要行を削除/②の値を追記)
⑤条件分岐:書籍登録日が本日の書籍のみを抽出
⑥kintoneログイン
⑦kintoneへCSVファイルアップロード
■エラー設計と組み込み
今回は社内で使用するものなので、エラー発生時にその都度ロボ回収することに
また、処理完了時に判明するエラーはkintone側で表示されるメッセージテキストを取得し
ロボの完了メッセージとして表示する仕様としました。
■設定ファイルの作成
ロボがアプリやファイルを操作する際に利用するファイルです。
ファイルの場所や、入力する値、関数などを値列(F列)に入力しておきます。
ファイル名や格納場所等の変更時は、この設定ファイルの値を変更することで改修が可能になります。
※ロボファイル内にそれぞれの値を設定することも可能です。
■ロボ動作
テロップとともにご覧ください。
■図書館アプリの更新データを確認
その日に追加した書籍のみが追加されています。成功です。やりました!
■作業の感想
大量のデータを自分で登録する必要が無くなり、気になっていた事も解決できたので満足です。
今後もどんどん自動化を進めていきたいです!!!
日常に閃きと情熱を!イノベーティブビーム!!
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