助成金

【2024最新】業務改善助成金でkintone(キントーン)開発_令和6年

投稿日:2024年7月11日

はじめに

IT導入補助金でECサイトを構築できなくなって、受け皿となっている業務改善助成金ですが、kintoneの構築にも使用できる場合があるということで活用が進んでいます。「可能性がある」という表現はあくまでも申請の内容次第であることから名言をしておりません。弊社株式会社トムスも業務改善助成金を活用したkintoneの構築のサポート(申請代行等ではありませんがアドバイスはしています)しておりますので、お気軽にお問い合わせください。

業務改善助成金について

申請条件

業務改善助成金は、主に中小企業や小規模事業者を対象としている厚生労働省管轄の助成金です。申請の際には社労士への相談が基本となります。(ご紹介も可能です。)

具体的な申請条件は以下の通りです:

企業規模   :中小企業や小規模事業者
賃金引上げ  :従業員の賃金を一定額以上引き上げる計画を立て、実行することが必要です。具体的には、事業場内最低賃金(エリアの最低賃金にかかわってきます)を一定以上引き上げる必要があります。
事業所内にそのエリアの最低賃金(静岡の場合984円 ※2024年7月現在)から+50円(静岡の場合1034円 ※2024年7月現在)の間にいる人を何人、いくら賃上げしたかで、助成金額の上限が変わります。詳しくは以下の厚生労働省のサイトをご覧ください。

厚生労働省のページはこちら

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/zigyonushi/shienjigyou/03.html

業務改善の内容:業務効率化のための具体的な取り組み(設備投資やITツール導入など)を行うことが必要です

補助率

助成金の補助率は、3/4から9/10で地域別の最低賃金などが影響します。規模や賃金引上げの額によって異なる場合があります。

期間

助成金の申請期間は年度ごとに設定されており、例えば2024年度は申請期限が1月31日、事業完了期限が2月28日です。事業実績報告書と助成金支給申請書の提出期限は、事業完了日から1ヶ月以内か翌年度の4月10日のいずれか早い日までとなっています。

 

厚生労働省のページはこちら

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/zigyonushi/shienjigyou/03.html

 

kintoneは業務改善ツール、申請することは可能(業務改善に使えるITツール)

業務の効率化

kintoneは、クラウドベースの業務改善ツールであり、データの一元管理、タスク管理、プロジェクト管理、ワークフローの自動化など、業務の効率化を支援します。これにより、紙ベースの作業や複雑な業務フローを簡素化し、効率的な業務運営が可能となります。労働集約型の業務フローをデジタル化し、さまざまなツールとの連携が可能なため、有効な業務改善の手段のツールとなると言えます。

コスト削減

kintoneの導入により、業務プロセスの効率化が進み、労働時間の短縮や人件費の削減が期待できます。労働時間の短縮化、高付加価値業務への転換は国としても進めたいはずです。また、リアルタイムでの情報共有が可能となり、コミュニケーションコストも削減できます。クラウドツール全般に言えることですが、情報共有はDXの基本となります。

 

柔軟なカスタマイズ

kintoneは、企業のニーズに合わせたアプリケーションを簡単に作成・修正できるため、独自の業務フローにも対応可能です。日本の企業は独自の業務フローで業務を進めていることが多く柔軟性は、業務改善助成金の申請においても申請がしやすくなります。

 

申請方法の詳細

事業実施計画書&交付申請書の作成

申請企業は、業務改善計画を記載した『事業実施計画書』、賃金引き上げ計画を記載した『交付申請書』を作成し、都道府県労働局に提出します。

書類審査と交付決定通知

労働局が書類を審査します。審査通過の場合、交付決定通知が届きます。通知後、計画に基づいて業務改善を開始します​

事業実績報告書の提出

業務改善を実施後、事業実績報告書を作成し、労働局に提出。
これにより、労働局は実績を審査し、助成金額を交付します。

 

まとめ

業務改善助成金は、企業の業務効率化や生産性向上を支援するために中小企業が活用しやすい制度です。kintoneの導入はIT導入補助金の場合は単独で申請できないなどハードルが高いですが、業務改善助成金は単独申請が可能です。kintoneは業務の効率化とコスト削減を実現するための有効な手段ですので、是非活用してみましょう。業務改善助成金を活用して、kintoneを導入し、企業の競争力を高めることを検討してみてはいかがでしょうか。