もちろん静岡でも難しい。ユニコーン企業とは企業価値が10億ドル(約1000億円)以上のスタートアップを指す。 中国では、今年上半期だけで52社もユニコーン企業が誕生しているとは驚きだ。 静岡でユニコーン企業を生むことは今のところ夢物語だが、新興企業が興され大きくなるという循環さえも見られていない。
中国のユニコーン企業は「巨額の赤字も気にせず、売上高を増加させることだけに集中する。」という言葉からわかる通り、経営者、従業員、投資家がミッションを共有し、短期の利益を求めないことで中長期的な大きな利益を上げている。単年度のPLに目が行きやすい地方企業にとっても、中長期的な視点や投資を含むファイナンスの考え方がより一層必要となってきているという事だろう。
中国企業のようにイグジットでの莫大な利益を求める必要はないが、考え方から学ぶことは多そうだ。