日本のビジネスパーソンの学びの時間の低下が著しい・・・
日本のビジネスパーソンは社会人になって以降の学びに費やす時間が世界的にみて少ないといわれています。参考のデータとして大学入学者の中で社会人経験がある25歳以上の割合は、日本が2%であるのに対し、OECD諸国の平均は約20%とされています。大学に入って学びなおすことが全てではありませんが、この数字から読み解くことができることは学ぶ意欲の差です。仮に小学校から大学まで通ったとして、6歳~22歳の約16年間で学び、その後は学ばなくなるというのが日本人の一般的な考え方になっているのは間違いありません。ただし、この16年間の後に約40年にわたる社会人生活が待っていると考えると、その期間は実に学生生活の2.5倍。今の時代であればもしかすると60年かもしれません。社会人になってから全く学びの時間を取らないということは、自分がアップデートされずに実に60年もの間社会と闘わなければならないという恐ろしい惨劇を迎えます。
日本型雇用制度が「学ばなくてもよい姿勢」をつくる
では、何故日本のビジネスパーソンは学ばないのでしょうか?それは様々な理由があると思いますが、一つは日本型の雇用制度が生んだとも考えられます。日本人は新卒一括採用で会社に雇用されてから定年退職まで1つの企業の中で育てられ、企業の道徳と、企業内で生かせる知識を植え付けられてきました。そのため、企業内の研修やルールを身に着けることは、社内での出世などに影響しますが、一般的なスキルや知識の習得は後回しにしても問題がなかったのです。その日本型雇用制度が崩れ始めている今、「学ばなくてもよい姿勢」が通用するのでしょうか?答えは簡単で、やはり今までよりも個人の知識や経験は確実に必要となっています。これは会社が必要とするわけではなく、個人のスキルアップが転職やコミュニティの形成に重要な時代となっているということです。いつ会社を辞めても生きていける、もしくは転職できるスキルを身に着けるかどうかが、60年にわたる仕事人生で成功する為に必要なこととされています。
多様化する学び方をどう活用するかが成長のカギ
日本の場合、自分に投資するために時間やお金を使うということが当たり前ではないので、なかなか家族の了承を得られないことも多いと思います。静岡在住の私のように地方で暮らしていると、「東京などのように学びの場がたくさんない」、「大学は郊外にしかなくて通えない」等、学べない理由もいろいろあると思います。こんな時に活用できるのが学びのオンライン教材です。少し前からインターネット上で学ぶスタイルは一般的にはなりつつありますが、まだまだ活用していない大人が多いのが現状です。大学生や高校生など、スマホネイティブでお金がない学生はこういった動画で当たり前のように勉強しています。「通えないから学べない」「費用がかかるから学べない」というのは単なる言い訳にしかならない時代になってきています。テクノロジーの力を借りて、いつでもどこでも学べるインフラが整っているわけですから、学ばないことのほうが相対的には不利な世の中になってきているということですね。少しだけお勧めのオンライン学習サービスをご紹介します。弊社トムスでも一部社員学習として取り入れています。
お勧めのオンラインサービス
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