学生のAIへの意識、ネガティブが4割。「仕事を取られる」懸念が最多

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「AIを使えば余計な業務をAIがやってくれるので、より生産性が高いミッションに自分の時間を使える。」と、何故考えられないのか。それは教育システムにあると思います。日本の教育システムは優秀で、言われた通りにこなせばある一定以上の能力を身に付けられるということがメリットです。反対に、「もっと成果を上げるためにどうしたらいいか」と自分で考える習慣が身についていないため、優秀な人材が育ちにくいことがデメリットです。

社会に出るまでに、言われるがままで考える機会がないのは問題です。様々なところでAIが活用される世の中では、仕事は考えて作るものであり、与えられるものでなくなる。こういった構造変化が様々なところで起きます。本来であれば教育から見直し、対応できる人材を輩出しなければなりません。

これだけ便利になってテクノロジーの恩恵を受けている若い世代でも、AIを踏み台にしようとする学生が少ないというのは、日本の教育が昔から変わっていないことの弊害といえます。(中川豊章)

参照元:エコノミックニュース『学生のAIへの意識、ネガティブが4割。「仕事を取られる」懸念が最多