お役立ち情報一覧

市場調査のデータ取得に役立つ無料・有料サイト22選

市場調査はマーケティング戦略を行う上で重要な施策の一つです。しかし、どのようにデータ収集を行うのか悩む方も少なくありません。

そんな中でも取り入れやすいのが、既に集計が完了して公開しているデータを利用する方法です。この記事では市場調査に役立つサイトを公的機関、民間別に22サイト紹介します。

これから市場調査を行う方や既に調査を行っている人もぜひ参考にしてみてください。

\役立つサイトをもっと知りたいなら/

目次

市場調査に役立つ公的機関サイト

ここでは市場調査に役立つ情報を提供している公的機関のサイトを紹介しています。法的機関による調査データは信頼性が高いため、市場調査を行う際はぜひ参考にしてみてください。

総務省統計局ホームページ

引用元:総務省統計局ホームページ

統計局は国内の社会や経済の情勢の把握を目的に、ベースとなる統計の作成や企画、提供を行っています。

日本全国を対象とした大規模なデータを取り扱っており、誰でも無料で閲覧ができるため、市場調査でも役に立つデータが得られやすいでしょう。

サイト内も見やすく整理されていることも特徴です。各調査データへのアクセスも容易で、トップページから国勢調査、経済センサス、人口累計や消費に関する指標なども確認できます。

主な調査内容国勢調査、人口調査、家計調査、消費動向指数調査など
どんな人向け大規模なデータを参照したい人、消費者傾向を知りたい人

e-Stat 政府統計の総合窓口(総務省統計局)

引用元:e-Stat 政府統計の総合窓口(総務省統計局)

「e-Stat」は、各府省庁が公表した統計データをまとめたポータルサイトで、人口や世帯に関する調査から労働、賃金、商業、サービス業など幅広い分野での統計結果を掲載しています。

データの閲覧も無料で、キーワードや分野ごとの検索も可能なため、参照したいデータにアクセスしやすいことも特徴です。

また、グラフや時系列表以外にも、地図上に統計データを表示したり、APIで統計データを取得したりもできるため、より幅広い形でデータを参照、活用できます。

主な調査内容国勢調査、労働力調査、商業統計調査、国民経済計算など
どんな人向け信頼できるデータ求める人、幅広い分野での調査結果を知りたい人

統計ダッシュボード(総務省統計局)

引用元:統計ダッシュボード(総務省統計局)

「統計ダッシュボード」とは、提供された国や民間企業の統計データを視覚的に分かりやすいグラフなどに加工して提供しているサイトです。

各統計データのダウンロードも可能で、グラフデータは必要な期間だけの抜き出しや数値軸の追加もできます。そのため、知りたい情報のみを参照しやすく、データを提示する際も便利です。

分野からそれぞれのデータにアクセスできるため、調査名や実施機関が分からなくても簡単に探し出せるでしょう。

主な調査内容消費者物価指数、労働力調査、家計調査など
どんな人向け調査結果をグラフで見たい人、国や民間問わず幅広い分野の調査結果を知りたい人

統計(経済産業省)

引用元:統計(METI/経済産業省)

経済産業省の統計ページは、主に産業や経済に関する統計を参照する際に便利です。

統計の主な項目は企業、鉱工業、商業、サービス業などで、単純なデータ以外にも「研究・分析レポート」の公開を行っており、各データの解説や分析内容も取得できます。

また、毎月の生産や出荷量の集計結果が分かる「経済産業省生産動態統計調査」のように、市場調査には欠かせない情報の閲覧も可能です。

主な調査内容経済産業省生産動態統計調査、製造工業生産予測指数、工業統計調査など
どんな人向け産業や経済に関連したデータを参照したい人

白書・統計情報(中小企業庁)

引用元:白書・統計情報(中小企業庁)

中小企業庁の「白書・統計情報」では、中小企業に特化したデータや統計情報の参照が可能です。更新の頻度や項目はそれほど多くありませんが、政府機関の調査ということもあり、正確な調査結果を知ることができます。

また、各データは、その年度の情勢やできごとを踏まえて詳細にレポーティングされているため、年度ごとの情報を知りたい場合もおすすめです。

主な調査内容中小企業白書、小規模企業白書、中小企業実態基本調査など
どんな人向け主に中小企業のデータを知りたい人

情報通信統計データベース(総務省)

引用元:情報通信統計データベース(総務省)

放送や通信の統計データを探している場合は、総務省の「情報通信統計データベース」が便利です。契約数や通信設備数などインターネットに関する利用状況も詳細にまとめられているため、限られた分野での市場調査を行う際に役に立つでしょう。

更新頻度はそれほど高くありませんが、インターネット以外にもテレビやラジオといった放送全般の統計データも取り扱っています。

主な調査内容通信利用動向調査、情報通信業基本調査など
どんな人向け通信や放送、電波に関する情報を探している人

市場調査に役立つ民間企業サイト

ここでは市場調査に役立つ民間企業のサイトを紹介します。調査データの取得や集計は政府機関だけでなく、民間でも行っています。市場調査に関連するデータを幅広く収集するためにも、ぜひ参考にしてみてください。

調査のチカラ

引用元:調査のチカラ ~ 無料アンケートデータのまとめサイト

「調査のチカラ」は、インターネット上のソーシャルブックマークやSNSなどから抽出されたデータ情報を集約したサイトです。収集されたデータも無料のものが中心なので、気軽に比較やリサーチができるでしょう。

各データは12カテゴリーにフィルタリングされており、「マーケティング」「社会/政治」「ビジネス」といったカテゴリ分けや関連調査へのリンクも実装されていることから、参照したいデータを見つけやすくなっています。

またトレンドに沿った最新のデータを1ヶ月に1000件以上取得しているため、最新の情報を探している人にもおすすめです。

主な調査内容2022年 日本の広告費、AIに関する調査(2023年)など
どんな人向け最新の情報を得たい人、漠然とデータを集約したい人

マクロミル

引用元:市場調査レポート|高品質なマーケティングリサーチ会社はマクロミル

「マクロミル」の公式ホームページでは、市場調査に役立つデータの閲覧が可能です。各データは業種業界・年度別・調査対象・分析の傾向など、事前に概要でチェックできるため、探しているデータかどうか判断しやすいでしょう。

データのダウンロードは無償ですが、ダウンロードフォームから氏名、団体名などの入力が必要となるため、認識の上で利用しましょう。

また、インターネットによるアンケート検査結果のデータは、マクロミルのモニタサイトに掲載されています。気になる人はこちらもあわせて確認してみてください。

主な調査内容購買データにみる2022年ヒット商品分析、2023年 新成人に関する定点調査など
どんな人向けデータ以外にも分析レポートや資料を見たい人

生活定点 1992-2022

引用元:生活定点1992-2022|博報堂生活総研

「生活定点1992-2022」は、博報堂生活研究所が隔年で行っている調査結果をまとめたサイトです。1,400程の調査項目を21のカテゴリーに分類しており、隔年で同一項目の調査を行っているため、年代によるライフスタイルの意識変化の確認が可能です。

いわゆる定点調査で、グラフ形式で傾向の調査や属性の比較が可能ですが、調査範囲は首都圏と阪神圏という狭い範囲なので注意しましょう。

主な調査内容デザイン派 vs 機能派、あなたの消費意欲は高い方ですか?など
どんな人向け生活定点調査の結果を知りたい人、年代別で意識変化を知りたい人

リクルート

引用元:調査・データ一覧 | 株式会社リクルート

「リクルート」の公式ホームページでは、リクルートホールディングスが展開する事業に関連する消費者動向をまとめており、調査結果の閲覧が可能です。

リクルートは大手転職サイトを中心に運営していることもあり、人材派遣、不動産、外食、旅行、美容などの幅広いジャンルのデータを取り扱っています。

また、調査データの更新頻度も高く、時期やエリア別で細かくセグメント分けされているため、知りたいデータもピンポイントで見つけやすいでしょう。

主な調査内容外食市場調査、転職者に聞いた転職後実態調査、中途採用動向調査など
どんな人向け求人に関連する調査データを探している人、エリアや月別でデータを知りたい人

ニッセイ基礎研究所

引用元:レポート | ニッセイ基礎研究所

「ニッセイ基礎研究所」では、「経済」「金融・為替」「経営ビジネス」といった幅広い12ジャンルの研究レポートを公開しており、いずれもサイト内で閲覧が可能です。

また、研究レポートは、研究所に所属する各研究員が作成しており、レポートの内容について気になった部分があれば、直接研究員に問い合わせることもできます。

主な調査内容新型コロナによる暮らしの変化に関する調査
どんな人向け調査データをレポート形式で知りたい人

クロス・マーケティング

引用元:無料市場調査レポート | リサーチ・市場調査ならクロス・マーケティング

「クロス・マーケティング」で行っている調査の内容は、一部無料で公開されており、市場調査で役立つデータも多く取り扱っています。

調査内容のジャンルは、食に関する内容や消費者動向など、主に生活に関する内容が多く、会員登録をすればデータのダウンロードも可能です。

ほかにも会員登録すると、分析ツールの使用や限定のセミナーにも参加ができます。メールアドレスなどの入力のみで、無料かつ簡単に登録を行えます。

主な調査内容生成AIに関する調査、消費者動向に関する定点調査など
どんな人向け消費者の生活に関する調査データを知りたい方、分析ツールやセミナーに興味のある人

J-Net21

引用元:市場調査データ | J-Net21[中小企業ビジネス支援サイト]

「J-Net21」では、中小企業の経営者向けに市場調査データの事例を紹介しています。「飲食業関連」「物販業」「サービス業」など、それぞれの職種別に消費者に関連するデータをまとめており、五十音順で各市場の利用状況や利用金額などの参照が可能です。

グラフの形式や項目は共通しているため、各業界ごとで比較しやすく、専門的な市場までとり扱っていることから、幅広く市場を調査したい人にもおすすめです。

主な調査内容各業界の市場調査
どんな人向け業種別に消費者動向を知りたい人

東京商工リサーチ

引用元:TSRデータインサイト | 東京商工リサーチ

「東京商工リサーチ(TSRデータインサイト)」では、主に企業の信用調査や市場調査に役立つデータを取り扱っています。各データはレポート形式でまとめられているため、データの意図を要約しやすく、検索機能も付いているので、自分が探している情報も見つけやすいでしょう。

検索ではフリーワード以外にも対象年月で条件をかけられるため、時期を定めてリサーチしたい人にもおすすめです。

主な調査内容飲食店業種小分類倒産状況、コロナ破たん率など
どんな人向け日本経済に関連する調査をしたい人、レポートや資料を通じて結果を知りたい人

MMD研究所

引用元:MMD研究所

「MMD研究所」は主にモバイルデータに特化した市場調査データを取り扱うサイトです。スマホやタブレット端末に関する統計データが豊富で、会員登録は必要ですが、データのダウンロードも無料で行えます。

また、調査データはレポートやコラム形式で解説されており、サイトの更新頻度も高いため、定期的な情報収集サイトとしても便利です。

主な調査内容ChatGPTの利用状況、環境への負荷削減や社会課題の解決に対して取り組んでいる企業に対して好感をいだくかについてなど
どんな人向けモバイル端末関連の調査データを探している人、最新の調査データを知りたい人

電通 日本の広告費

引用元:日本の広告費 – Knowledge & Data(ナレッジ&データ) – 電通ウェブサイト

「電通 日本の広告費」は大手広告代理店の電通による、国内の広告費の統計が確認できるサイトです。広告費の統計は1年ごとに集約されているため、広告に関するお金の流れがどうなっているのか、比較、確認することができます。

その年の広告費の特徴や媒体ごとの伸び率など、広告費以外のお金の流れに関する関連データもまとまっているため、広告に関する全般の調査結果を探している場合もおすすめです。

主な調査内容1年ごとの広告費の総額、日本の総広告費と名目国内総生産など
どんな人向け広告関連の調査データを探している人

Marketing Research Camp

引用元:Marketing Research Camp || マーケティングリサーチキャンプ

「Marketing Research Camp」はインスタグラムをはじめとしたSNSなど、IT関係のトレンド情報が得られるサイトです。統計も行っており、SNSのデータやサービス、ECサイトなどに関連するデータをレポート形式で確認できます。

トレンドの媒体やインターネット上の消費者行動も確認できるため、広告を通したマーケティングにも活用可能です。

主な調査内容生命保険の加入率、「商品受け取りロッカー」の利用・認知率
どんな人向けトレンド性の高いIT関連の調査データを探している人

NTTコム リサーチ

引用元:自主調査など調査レポート公開 – NTTコム リサーチ 調査結果

「NTTコム リサーチ」は、主に消費者に焦点を当てた調査を行っており、ライフスタイルやITサービスに関連する意識調査などの結果が確認できます。

各調査結果の内容は、全体の総括やポイントが捕捉された記事となっているため、データから意図を汲み取りやすいでしょう。また、自社の「クオリティーポリシー」に沿った調査によって、情報の信頼性が高いことから、官公庁や学術機関からも利用されています。

主な調査内容化粧品購入行動に関する調査結果、バーチャルショップに関する意識調査など
どんな人向けITサービスに関連する消費者の調査データを探している人

マナミナ

引用元:マナミナとは

「マナミナ」はマーケットリサーチやユーザー調査を行っている企業のオウンドメディアで、世の中のトレンドに関する調査データを提供しており、それぞれ閲覧が可能です。

「金融」「家電」「食品・飲料」など業界別に調査データを探せるため、取得したい業界のデータも見つけやすいでしょう。

また、調査レポートや反響のあった分析レポートは、ホワイトペーパーとしてダウンロードも可能です。

主な調査内容仮想通貨のユーザー動向を調査。bitFlyerやCoincheckの利用シェアは?
どんな人向けさまざまな業界業種でトレンド性の高いデータを探している人

JMR生活総合研究所(一部有料)

引用元:トレンド&データ – J-marketing.net produced by JMR生活総合研究所

「JMR生活総合研究所」は、消費に関連するトレンドデータを中心に、食や生産、流通に関するデータも取り扱っています。無料会員登録をすると最新の調査記事やマーケティング事例記事の閲覧が可能です。

なお一部データは有料となっており、そちらはプレミアム会員登録をすると閲覧が可能です。

主な調査内容アルコール市場酒類別課税出荷数量、電子商取引市場規模とEC化率など
どんな人向けトレンド性の高い調査内容を探している人、マーケティングについて知りたい人

矢野経済研究所(有料レポート)

引用元:市場調査とマーケティングの矢野経済研究所 トップページ

「矢野経済研究所」では、あらゆる産業のマーケットのデータ(レポート)をとり扱っており、閲覧するにはデータの購入が必要です。

各調査データのレポートは、数万~10万円台ではあるものの、それぞれが数百ページにわたる踏み込んだ内容になっています。そこまで予算をかけられない場合は、マーケットデータの概要を要約した「ショートレポート」が便利です。税込1,100円で購入できるため、複数のデータを入手しやすいでしょう。

主な調査内容各業界の市場動向調査、マーケティング調査など
どんな人向け調査精度が高くより専門的な情報を得たい人

富士キメラ総研(有料レポート)

引用元:市場調査サービス概要:市場調査の富士キメラ総研

「富士キメラ総研」は、主に電気製品やエレクトロニクス関連製品の調査、レポートを提供しているサイトです。ほかにも「科学・メディカル関連」「自動車関連」「中国関連」などいくつかの業界を取り扱っています。

レポートは有料ですが、業態業種別の市場規模やメーカーの動向調査など事業計画が詳しくまとめられており、市場調査に役立つでしょう。

主な調査内容市場調査、ベンチマーク調査、ユーザー調査など
どんな人向け電気製品、エレクトロニクス関連で専門的な調査データを得たい人レポート

市場調査が掲載されたサイトから必要なデータを見つけよう

市場調査を確度高く行うには、有効なデータを取り扱っているサイト選びが重要です。公的機関から民間までサイトの種類は幅広く、調査内容によって調査時期や調査対象の母数が異なります。

また、データを探す際はどの期間のデータを閲覧したいのか、どの属性の対象者のデータを取得したいのかを明確にしておきましょう。市場調査を行うサイトの特徴や違いなども理解したうえで、ぜひ必要なデータを探してみてください。

\市場調査の伴走支援に興味があるなら/

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次